第243話『黒部川源流部山行Ⅱ』(富山県/薬師峠~折立 2015年9月20~23日)

●2日目、今日は「黒部五郎岳」を目指します。
昨日から感じている右足の違和感は、大丈夫であろうか?
暗いうちから、周りではテントをたたむ音。
朝、起きるとすでに
テント数が半数以下になっていました。

6:00ジャスト出発!
これでも遅い出発ですo( ̄- ̄\)

太郎平へ戻る途中、薬師岳側から日が差してきました。
影が長い。。

遠くに見えてきたのは、本日目指す「黒部五郎岳」です。

北ノ俣岳(手前)と
黒部五郎岳(左奥)

黒部五郎岳

太郎平小屋脇を通過

ホシガラス発見!

坂を登り切ったところが最初の休憩ポイント。振り返ると有峰湖が見えました。

綿毛付のチングルマ

8:18北ノ俣岳に到着。しかし、ただの通過点なので写真だけ撮ってすぐ出発です。

「黒部五郎岳」の後方に
槍ヶ岳が顔を出しました。
←後方に薬師岳。
昨日見えなかった
南稜カール(右側)
が見えます。

赤木岳も通過して、黒部五郎岳の肩に12:13到着。
山頂へは、皆ザックを置いて身軽で往復しています。

10分登って山頂に到着! プレート持って記念撮影~ヽ(*⌒∇^)ノヤッホーイ♪

黒部五郎小屋へ向かいます。途中で巨石が点在しており北アルプスの雄大さを感じます。
徐々に右足かかと痛みが増してダメージレベル3、ストック補助に何とか下山しました。

雷岩

巨石

遠くに黒部五郎小屋

黒部五郎小屋

テント場は今日も大盛況。空きがなくて少し岩にかかった場所にテント張りました。



●3日目、足の痛みが心配で戻るかどうか悩みましたが、痛みがレベル1まで回復した
ので、今日は「鷲羽岳」を目指し先へ進みます。
今日も暗いうちからテントをたたむ音が…
やはり朝起きると
テント数が1/3ほどになっていました。

6:07出発!

急坂を登り振り返ると、黒部五郎岳に日が当たってきた~
三俣蓮華岳方面へ
向かいます。

三俣蓮華岳を左にトラバースして、三俣山荘へ向かいます。
←右へ行くと
三俣蓮華岳です。

黒部川源流部

槍ヶ岳と鷲羽岳が現れました。

槍までは
直線距離で約6km。

朝、この位置からは
逆光です。

「鷲羽岳」鷲が羽を広げたような
雄大な山です。

8:45三俣山荘に到着。休憩しようと思ったけど大混雑だったので、すぐに出発!

ハイマツ帯を抜けると、鷲羽岳山頂へと続く美しい稜線が見えてきました。

振り返ると三俣山荘
と三俣蓮華岳

もうすぐ山頂

鷲羽池

10:26山頂に到着! 足のダメージレベルが3まで戻っている… 先を急ごう。。

ワリモ岳(手前)と
水晶岳(奥)

ワリモ岳頂上
通過点です。

「水晶岳」が見えてきました。
ここで決断です。
足のダメージレベル4となり、さらに悪化
する可能性を考え、水晶岳往復は危険
と判断。テント場へ向かいます。

ワリモ北分岐

岩苔乗越

祖父岳経由で雲ノ平キャンプ場へ向かいます。

祖父岳山頂↑→

雲ノ平キャンプ場が
見えてきました。

薬師岳も
見えてきました。

15:25キャンプ場到着。足ダメージレベル5、下り時に右足かかとと膝に痛みが…

雲ノ平山荘が遠い

テント受付完了!



●翌朝4日目、山行で一番の冷え込みとなりました。

5:15夜明けです

5:59黒部五郎岳
朝日が差しました。

テントに霜が…

霜柱…

チングルマに霜…
霜ってことは氷点下…
だったんですね。

6:36出発!

霜の降りた木道は滑りやすいです。慎重に歩きましたが2回コケました。

祖母岳

木道を1時間ほど進み終えると、急坂下りが1時間半ほどありました。
ダメージ5の足をかばいながらの下山で必死でした。※写真なし。。(/_ _)σll

9:54薬師沢小屋に到着。
つり橋を渡ると小屋入口に冷えたビール缶… 商売上手やんヘ( ̄▽ ̄*)ノ

休憩したら再び出発! ここからまた登りになります。

太郎平小屋が
見えてきました。

13:40
太郎平小屋に到着!

足のダメージレベル5なので大事をとりもう1泊して、翌日ゆっくりと下山します。
なので体に栄養補給~\((( ̄( ̄▽ ̄) ̄)))/



●5日目、6:34下山開始!

よく整備されていて
歩き易い登山道です。

五光岩ベンチ

登りの時に見えなかった
剱岳が見えました。

剱岳アップ

有峰湖が
見えて来ました。

9:47下山完了。。
足ダメージで水晶岳登頂を断念して残念でしたが、
薬師岳、黒部五郎岳、鷲羽岳を登頂できて、思い出に残る山旅となりました。
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